<「生酒」とは?「火入れ」とは?>

通常、日本酒の製造過程では貯蔵する前と瓶に詰める前に2回、60~65℃で加熱処理をします。
これを「火入れ」と呼びます。

なぜ「火入れ」をするのか?
それは、殺菌のためと酵素の働きを止めて、品質を安定させるためです。
これによって長期保存が可能になります。

当店で取り扱っている「純米吟醸 甚九郎(シルバーラベル)」が
「火入れ」をしたお酒です。

対して、「甚九郎 純米吟醸生酒(ゴールドラベル)」は
一度も加熱処理をしない「生酒」です。

「生酒」はデリケートなので、冷蔵庫保管が必須です。
それでも長期保存できないので、早めに飲み切る必要があります。

<味の違いは?>
「生酒」は日本酒本来のフレッシュでフルーティな香りが楽しめます。
また、お米本来の旨味とコクも感じられます。
日が経つにつれ、酵素の働きで味に変化が出ます。
この変化を「変わる風味を楽しむ」ととらえるか、
「劣化してしまった」ととらえるかは人それぞれでしょうか?

ちなみに私は「変わる風味を楽しむ」派です。
日によって味が違うなんて、面白いですよね。

是非、冷酒でお楽しみください♪

「火入れ」は加熱によってフレッシュさはなくなりますが、
酸味が取れてまろやかで甘みのある味わいになります。

常温で長期保存可能な「火入れ酒」ですが、高温多湿・紫外線は避けましょう。
冷蔵庫保管では、ゆっくりと熟成し、優しく繊細な味わいに変化していきます。
常温保管では、冷蔵よりも熟成が早く、深みがあるしっかりとした味わいに変化します。

2種類の違いを感じてください。(^_-)-☆

「甚九郎 純米吟醸生酒(ゴールドラベル)」の



「純米吟醸 甚九郎(シルバーラベル)」の